光害対策と撮影地選び
街明かりの影響を減らし、暗い空を探すための実践的な工夫。
- 初心者向け
- 約2分
街明かりが夜空を明るくする現象を光害(こうがい)といいます。
光害があると背景が明るくなり、暗い星雲や淡い星が埋もれてしまいます。
対策の基本は「暗い空を探す」ことと「明かりの影響を抑える」ことです。
- 光害
- 街の照明などが夜空を明るくし、暗い天体が見えにくくなる現象。撮影では背景のかぶり(明るさ)として現れる。
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まずは:身近にできる対策
遠くへ行かなくても、工夫で光害の影響をある程度減らせます。
- 市街地から少し離れた、街灯の少ない場所を選ぶ
- 建物や木で、直接の街灯をさえぎる位置に立つ
- 月明かりも光害になるので、新月に近い夜を狙う
- 高い空(天頂付近)は地平線近くより暗いことが多い
- 1撮影前に月齢と天気を確認する
- 2なるべく暗く、視界の開けた場所を選ぶ
- 3明るい街の方向を避けて構図を決める
- 41枚試し撮りして背景の明るさを確認する
02もっと詳しく:露光戦略と撮影地の探し方
光害下では背景が明るくなるため、1枚あたりの露光を抑えて枚数を増やすのが基本戦略です。
多数枚をコンポジットすることで、明るい背景の中からでも対象を浮かび上がらせやすくなります。
- 1枚の露光を短めにし、ヒストグラムが右に寄りすぎないようにする
- 総露光時間(露光×枚数)を確保して、淡い部分の情報を集める
- 後処理で背景のかぶりを補正する(フラット補正やストレッチ)
- 特定波長を通すフィルターで、人工光の影響を抑える方法もある
- 光害カットフィルター
- 街灯に多い特定の波長を抑え、天体の光を相対的に通すフィルター。対象や光源によって効果は異なる。
撮影地選びでは、光害の少なさを示す地図やデータを参考にすると効率的です。
標高が高く、湿気や街明かりの少ない場所ほど条件が良くなります。
暗さの目安
夜空の暗さはボートル・スケールで1〜9に分類されます。郊外の住宅地は概ね5〜6、本格的な星空は3以下が目安です。天の川がはっきり見える場所を探すと、淡い対象も撮りやすくなります。