初心者が狙いやすい天体
最初の図鑑を埋めるのに最適な、明るく撮りやすい天体ガイド。
- 初心者向け
- 約2分
天体写真を始めたばかりなら、明るくて大きい対象から狙うのが成功の近道です。最初の図鑑を埋めるのに向いた、撮りやすい天体を紹介します。
01
まずは:いちばん撮りやすい対象
次の対象は明るく、特別な機材がなくても写せます。図鑑の最初の数枠を埋めるのに最適です。
月(とても明るい)明るい惑星(木星・土星・金星)明るい深宇宙天体(M42・M45)淡い星雲・銀河(複数枚を重ねる)
| 対象 | 種類 | なぜ撮りやすいか |
|---|---|---|
| 月 | 衛星 | とても明るく、スマホでもクレーターまで写る |
| 木星 | 惑星 | 明るく、4つの大きな衛星も見える |
| 土星 | 惑星 | 肉眼でも明るい点に見え、望遠やズームで環の存在が分かる |
| 金星 | 惑星 | 夕方や明け方にひときわ明るく輝く |
02
肉眼でも見える有名な深宇宙天体
惑星に慣れたら、星雲や星団に挑戦してみましょう。次の対象は明るく、暗い空なら肉眼でもうっすら見えます。
- M42(オリオン大星雲):冬の代表。明るく、星雲撮影の入門に最適
- M45(すばる/プレアデス星団):青白い星の集まりが美しい
- M31(アンドロメダ銀河):肉眼でも見える最も近い大型銀河
- M13(ヘルクレス座球状星団):夏の球状星団の代表。暗い空ではぼんやりした点に見える
- 深宇宙天体(DSO)
- 太陽系の外にある星雲・星団・銀河などの総称。Deep Sky Object の略。多くは暗いが、ここで挙げた対象は比較的明るい。
03もっと詳しく:撮りやすさを決める要素
同じ深宇宙天体でも、撮りやすさには差があります。次の要素が大きいほど、入門者でも写しやすくなります。
- 明るさ(表面輝度)が高いほど、短い露光でも写る
- 見かけの大きさ(視直径)が大きいほど、構図に収めやすく拡大も不要
- 南中高度が高いほど、大気の影響を受けにくい
- 表面輝度
- 天体の面が単位面積あたりどれだけ明るいか。総合の明るさが同じでも、面が広い天体は表面輝度が低く、写すのに時間がかかる。
次の一歩
明るい対象で操作に慣れたら、複数枚を重ねるコンポジットで暗い対象にも挑戦できます。被写体別の撮り方は「撮影のコツ」を参照。