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図鑑(コレクション)

天体カタログを知る(メシエ・NGC・カルドウェル)

M・NGC・C などの天体番号のしくみ。図鑑を読み解く基礎知識。

更新: 2026-06-20

天体には「M31」「NGC7000」のような番号がついています。これは天体カタログという一覧で割り振られた番号です。図鑑を読み解く基礎になります。

初心者向けまずは:主要なカタログ

代表的なカタログを知っておくと、天体名や図鑑の表示が一気に分かりやすくなります。

メシエカタログ(M)
18世紀の天文学者シャルル・メシエがまとめた一覧。M1〜M110まであり、明るく見やすい有名な天体が多い。初心者の最初の目標に向く。
NGCカタログ
New General Catalogue の略。約7840天体を収録した大規模な一覧。メシエより多く、暗い対象も含む。
ICカタログ
Index Catalogue の略。NGC を補う追加カタログ。NGC に載らなかった天体を収録する。
カルドウェルカタログ(C)
パトリック・ムーアが選んだ、メシエに載っていない見ごたえのある109天体の一覧。
初心者向け番号と通称の関係

1つの天体が複数の番号や通称を持つことがよくあります。

通称メシエ番号NGC番号など
アンドロメダ銀河M31NGC224
オリオン大星雲M42NGC1976
すばる(プレアデス星団)M45
北アメリカ星雲NGC7000
「M31 と NGC224 は同じ天体」のように、番号が違っても同一天体のことがあります。図鑑で重複して数えないよう、通称も覚えておくと安心です。
上級者向けもっと詳しく:カタログの使い分け

撮影の段階に応じてカタログを使い分けると、無理なくステップアップできます。

メシエ と NGC のちがい

メシエ(M)

  • 全110天体と少なく、ゴールが見える
  • 明るく大きい対象が中心で写しやすい
  • 入門期の最初の目標に向く
  • 北半球から見える天体に偏る

NGC

  • 約7840天体と桁違いに多い
  • 暗く小さい対象も多数含む
  • 中級以降の撮りごたえがある
  • 全天をカバーし南天の対象も含む
  • 入門期:メシエ天体を中心に狙う。明るく大きく、機材を選ばない
  • 中級期:カルドウェル天体や明るい NGC 天体に手を広げる
  • 上級期:暗い NGC・IC 天体や、シャープレス(Sh2)などの専門カタログにも挑戦
シャープレスカタログ(Sh2)
電離水素(HII)領域の星雲を集めたカタログ。淡い対象が多く、長時間露光やナローバンド撮影で映える。
カタログ番号は天体を一意に指す共通言語です。番号で記録しておくと、他の人の作例と照らし合わせたり、撮影設定を比較したりが容易になります。

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