天体カタログを知る(メシエ・NGC・カルドウェル)
M・NGC・C などの天体番号のしくみ。図鑑を読み解く基礎知識。
- 初心者向け
- 約2分
天体には「M31」「NGC7000」のような番号がついています。これは天体カタログという一覧で割り振られた番号です。図鑑を読み解く基礎になります。
01
まずは:主要なカタログ
代表的なカタログを知っておくと、天体名や図鑑の表示が一気に分かりやすくなります。
- メシエカタログ(M)
- 18世紀の天文学者シャルル・メシエがまとめた一覧。M1〜M110まであり、明るく見やすい有名な天体が多い。初心者の最初の目標に向く。
- NGCカタログ
- New General Catalogue の略。約7840天体を収録した大規模な一覧。メシエより多く、暗い対象も含む。
- ICカタログ
- Index Catalogue の略。NGC を補う追加カタログ。NGC に載らなかった天体を収録する。
- カルドウェルカタログ(C)
- パトリック・ムーアが選んだ、メシエに載っていない見ごたえのある109天体の一覧。
02
番号と通称の関係
1つの天体が複数の番号や通称を持つことがよくあります。
| 通称 | メシエ番号 | NGC番号など |
|---|---|---|
| アンドロメダ銀河 | M31 | NGC224 |
| オリオン大星雲 | M42 | NGC1976 |
| すばる(プレアデス星団) | M45 | — |
| 北アメリカ星雲 | — | NGC7000 |
03もっと詳しく:カタログの使い分け
撮影の段階に応じてカタログを使い分けると、無理なくステップアップできます。
メシエ(M)
- 全110天体と少なく、ゴールが見える
- 明るく大きい対象が中心で写しやすい
- 入門期の最初の目標に向く
- 北半球から見える天体に偏る
NGC
- 約7840天体と桁違いに多い
- 暗く小さい対象も多数含む
- 中級以降の撮りごたえがある
- 全天をカバーし南天の対象も含む
- 入門期:メシエ天体を中心に狙う。明るく大きく、機材を選ばない
- 中級期:カルドウェル天体や明るい NGC 天体に手を広げる
- 上級期:暗い NGC・IC 天体や、シャープレス(Sh2)などの専門カタログにも挑戦
- シャープレスカタログ(Sh2)
- 電離水素(HII)領域の星雲を集めたカタログ。淡い対象が多く、長時間露光やナローバンド撮影で映える。