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図鑑(コレクション)

変光星と二重星を集める

星雲・銀河だけではない。明るさが変わる星、寄り添う2つの星を図鑑に加える。

更新: 2026-06-20

図鑑を埋める対象は、星雲・星団・銀河だけではありません。明るさが変わる「変光星」や、2つの星が寄り添って見える「二重星」も、味わい深い集めがいのある対象です。

初心者向けまずは:変光星とは

変光星は、明るさが時間とともに変化する星です。同じ星を別の日に撮ると、明るさの違いが記録に残るのが面白さです。

変光星(へんこうせい)
明るさが周期的または不規則に変わる星。星じたいの脈動や、2つの星が互いを隠し合うことで明るさが上下する。
  • ミラ(くじら座o星):数百日かけて明るさが大きく変わる代表的な変光星
  • アルゴル(ペルセウス座β星):約2.9日周期で、2つの星が重なると暗くなる食変光星
  • ベテルギウス(オリオン座α星):明るさがゆるやかに変わる赤色の超巨星
変光星は「いつ撮ったか」が意味を持ちます。日をあけて同じ星を撮り、明るさの変化を記録すると、ただの1枚以上の価値が生まれます。
初心者向け二重星とは

二重星は、空の上で2つの星が近く寄り添って見える対象です。色や明るさの対比が美しく、小さな機材でも楽しめます。

二重星(にじゅうせい)
2つの星が近接して見える対象。互いの重力で回り合う「連星」と、たまたま同じ方向に重なって見える「見かけの二重星」がある。
  • アルビレオ(はくちょう座β星):金色と青色の対比が美しい、二重星の代表格
  • ミザールとアルコル(おおぐま座):北斗七星の柄にある、肉眼でも分けられる組み合わせ
  • アルマク(アンドロメダ座γ星):オレンジと青の色の差が際立つ
二重星は淡い星雲と違い、明るく短い露光で写せます。月明かりのある夜や、光害のある空でも狙えるのが利点です。
上級者向けもっと詳しく:撮り方と集め方のコツ

変光星と二重星は、深宇宙天体とは撮り方の勘所が異なります。淡さではなく「分離」と「変化」が鍵になります。

  • 二重星は2つの星を点として分離できるかが勝負。短い露光でブレを抑え、ピントを厳密に合わせる
  • 明るい二重星は露光を切り詰める。長すぎると2つの星がにじんで1つにつながって見える
  • 変光星は同じ画角・同じ設定で撮り続けると、明るさの比較がしやすい
  • 近くの「明るさの変わらない星」と並べて撮ると、変光の度合いを見比べやすい
食変光星(しょくへんこうせい)
2つの星が互いの前を通過して隠し合うことで、定期的に暗くなる変光星。アルゴルが代表で、周期が正確に決まっている。
二重星は等級差が大きいと、明るい星の光に暗い相手が埋もれます。露光を控えめにし、明るい側を飽和させないことが分離のコツです。

記録の楽しみ

変光星は「いつ撮ったか」、二重星は「どこまで分離できたか」が図鑑の1枚に意味を加えます。撮影日時や設定をそろえて記録しておくと、後から変化や上達を振り返れます。

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