Platesolving を使いこなす
解ける写真・解けない写真の見分けと、失敗したときの立て直し方。
- 初心者向け
- 約3分
Platesolving は、写真の中の星の並びが頼りです。星がしっかり点像で写っているほど解けやすく、写っていなければ解けません。
考え方
「解けない」は失敗ではなく「星が足りない・流れている」というサインです。撮り方や元カットを変えれば多くは解けます。
01
まずは:解けやすい写真を選ぶ
投稿前に、その写真が解けそうかを軽く見立てられます。次の特徴があるカットを選びましょう。
解けやすい
- 星が点でくっきり、数も多い
- ピントが合っている
- トリミングしすぎていない
解けにくい
- 星が線状に流れている
- ピンボケ・ノイズが多い
- 強く拡大トリミングして星が少ない
- 1同じ対象で複数カットあれば、星が多く点像なものを選ぶ
- 2強い処理や拡大トリミングをかける前の状態を投稿する
- 3投稿後、詳細画面で判定結果を待つ
02もっと詳しく:解けないときの立て直し
判定が出ないときは、やみくもに再解析を繰り返さず、原因を1つずつ潰します。多くは「星の検出数」と「星像の質」の問題です。
星が点像で複数写っているか確認星が流れていれば追尾・固定の問題を疑うトリミングが強すぎないか確認し、星を多く残すEXIF(焦点距離)が残っているか確認条件の良い別カットで再解析
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 星が検出されない | ピンボケ・ノイズ過多・星が少ない | ピントの合った別カット、星の多い構図に変える |
| 星が線になっている | 追尾エラー、または固定撮影の日周運動 | 追尾を見直す、露出を短くする、点像のカットを選ぶ |
| 解けるが対象名が違う | 強いトリミングや歪みで照合がずれた | トリミング前のカットで再解析する |
| 解析に時間がかかる | スケールの手がかりが少なく探索が広い | 焦点距離を含む EXIF 付きのカットを使う |
向き不向きを理解する
- 向く:星野・星雲・星団・銀河・天の川など、点像の星が複数写る写真
- 向く:星景でも、空の領域に星が十分写っていれば解けることがある
- 向かない:月・惑星の単体アップ(星の並びが写らないため照合できない)
- 向かない:曇天・薄明で星がほとんど写っていない写真
図鑑への活かし方
対象が確定したら、図鑑にどの天体を撮ったか正確に記録できます。集め方は「図鑑・コレクション」を参照してください。
03さらに深く:失敗メッセージの読み解きと再解析の戦略
解析が失敗すると、アプリは理由のヒントを返します。メッセージごとに意味と打ち手が違うので、表示された文言から原因を切り分けましょう。
| 表示されるメッセージ | 意味 | 打ち手 |
|---|---|---|
| 星のパターンを特定できませんでした | 星の検出数が足りない、または配置を照合できない。超広角・街明かりで星が少ない、被写体が星雲/銀河中心のカットに多い | 星が点で多く写った別カット、もう少し画角の狭いカットで再解析する |
| 対応していない画像形式です | HEIC など解析対象外の形式 | JPEG または PNG で投稿し直す |
| 解析が時間内に終わりませんでした | 探索に時間がかかり打ち切られた。EXIF 焦点距離が無いと探索範囲が広がり起きやすい | 焦点距離が残ったカットで、または時間をおいて再解析する |
再解析の戦略
- 同じカットをやみくもに再解析しても結果は変わりにくい。再解析は前回より良い解が出たときだけ置き換わるので、条件を変えるのが本筋
- まず条件の良い別カット(星が点で多い・流れていない)に替える
- トリミングは解析を通してから。元カットは星の数が多く有利
- 焦点距離(EXIF)が残ったファイルを使う。現像や再保存で消えていないか確認する