画像処理の全体フロー
撮影から完成まで、天体写真の処理がどの順番で進むかを一望する地図。
- 初心者向け
- 約2分
天体写真の処理は、決まった順番で進めると失敗しにくくなります。まず全体の地図を頭に入れましょう。地図があれば、個別の作業が何のためのものか分かります。
大原則
処理は「重ねてからいじる」が基本です。1枚をいきなり編集するのではなく、複数枚を重ねて土台を整えてから明るさや色を仕上げます。
撮影(ライト+補正フレーム)キャリブレーション位置合わせスタックストレッチ色・ノイズ・仕上げ投稿
01
まずは:処理の4ステップ
難しい用語は後回しで構いません。流れは大きく4つです。
- 1同じ対象を複数枚(ライトフレーム)撮る
- 2それらを重ねる(コンポジット)してノイズを減らす
- 3重ねた1枚を明るく持ち上げる(ストレッチ)
- 4色やコントラストを整えて完成・投稿する
- ライトフレーム
- 対象そのものを写した撮影画像。これを複数枚重ねるのが処理の土台になる。
02もっと詳しく:標準的なパイプライン
本格的な処理は、前半の「下処理(プリプロセス)」と後半の「仕上げ(ポストプロセス)」に分かれます。
| 段階 | 工程 | 目的 |
|---|---|---|
| 下処理 | キャリブレーション | ダーク・フラット・バイアスで機材由来のムラ/ノイズを除去 |
| 下処理 | 位置合わせ(レジストレーション) | 各フレームの星を重ね合わせる |
| 下処理 | スタック(積算) | 重ねてSN比を上げる |
| 仕上げ | ストレッチ | 暗い階調を引き伸ばして対象を見えるようにする |
| 仕上げ | 色・ノイズ・シャープ | カラーバランス、ノイズ低減、強調を整える |